檀家制度について
そもそもなぜ檀家制度ができたかご存知でしょうか?
檀家制度でいうところのお寺は現代で言うと役所のような役割です。
江戸時代に幕府が民衆を管理するために作られたものです。
これは信仰に関係なく決められたものですが、なんとなく現代まで続いています。
なんとなく家の宗派が○○宗でそのお寺の檀家だから、そこにお布施をしてお墓参りに行きお葬式にはお坊さんを呼ぶ。
それが決して悪いとは思いません。色々思うところはあるけれど…地域の習わしだから止めるわけにはいかない、体裁がある、であったり様々なご事情もありきで、もちらんそれらも生きている人間にとっては大切なことです。しかし本来の神仏への想いとはかけ離れ過ぎてしまっている方をお見受けすると疑問に感じてもしまう時もございます。
無理に檀家であり続ける必要はなく、なんとなく続いているものにまずは疑問を持つこと、自分の想いや信念に合う宗派を選び直したり、もしくはどこにも属さないという選択肢もあります。
もっと自由で良いし自分がなぜそのお寺の檀家である必要があるのか?(お墓やお仏壇についてもですが)に興味と疑問を持って頂ければ、それはご自身と向き合うこととなり、またご自身が神仏やご先祖様に心を向ける想い、またそのお時間は、何よりものご供養であると思います。